バイソン・バルログ・ベガ:四天王の名前入れ替えの罠
『ストリートファイター』四天王を語る上で、無数のプレイヤーを混乱させてきた罠がある。この三人の名前は、日本版と海外版で「入り乱れて」いる。同じ「Vega」が、日本では司令、海外では鉄面なのだ。
まず三人のキャラクターを覚えよう
四天王のうち、名前がしばしば入れ替わるのは三人:
- 拳王:ボクシンググローブをはめた大男。
- 鉄面:フォークを持ち仮面を被ったスペインの忍者。
- 司令:軍服と軍帽、サイコパワーを操る最終ボス。
四人目のサガット(眼帯)の名前は、日米どちらも同じなので覚えなくてよい。
日本版(オリジナル)の名前
ストリートファイターは日本のカプコンの作品なので、日本版こそ「オリジナル」:
- 拳王 = バイソン(M. Bison)
- 鉄面 = バルログ(Balrog)
- 司令 = ベガ(Vega)
海外版:三つの名前が一回転
海外版のリリース時、カプコンはこの三つの名前を「一回転」させた:
- 拳王 = バルログ(Balrog)
- 鉄面 = ベガ(Vega)
- 司令 = バイソン(M. Bison)
簡単に言うと、日本版のバイソン→海外ではバルログ、日本版のバルログ→海外ではベガ、日本版のベガ→海外ではバイソン。
なぜそんな面倒なことを
理由は極めて現実的だ。日本版の拳王の名前は「Mike Bison」(バイソン)で、当時のボクサーのマイク・タイソン(Mike Tyson)と発音も職業も髪型も似すぎていた。カプコンのアメリカ部門はタイソンに訴えられるのを恐れ、三人の英語名を入れ替えて回避した。それが今も続いている。
だから見る媒体によって、「Vega」が司令だったり鉄面だったりする——日本版か海外版かで変わるのだ。
日本語プレイヤーはこう覚えよう
日本語圏のプレイヤーは、英語名ではなく「称号」で覚えるのが一番楽だ:
- 司令/警察官 = 最終ボス(ベガ)
- 拳王 = グローブの大男(バイソン)
- 鉄面/フォーク = 仮面の忍者(バルログ)
称号で覚えれば、この「名前入れ替え」の罠にもう二度と引っかからない。