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ストリートファイター初代:リュウ vs サガット(1987)

ストリートファイター 2026-09-06 約4分

『ストリートファイター』の物語は、1987年の初代から始まる。その一作には、選べる戦士はただ一人——リュウ——と、「最強」へと続く一本の道があった。

一人の旅

初代『ストリートファイター』(1987)の主人公は、若き日のリュウ。当時の彼は師のもとを離れたばかりで、たった一人で求道の旅に出た。ゲームに仲間も、凝った物語演出もない。目標はただ一つ——行く手を阻むあらゆる強者を倒し、最強の座に立つこと。

それは「格闘ゲーム」というジャンルがようやく芽吹き始めた時代だった。初代ストリートファイターは粗削りながら、「道を勝ち進み、最終ボスに挑む」という古典的な枠組みを定めた。

最終戦:リュウ vs サガット

初代の最終ボスは、ムエタイの王サガット。当時のサガットは、認められた世界最強で、長身で、まさに手のつけようがない存在だった。若きリュウは血みどろの戦いをくぐり抜け、ついに彼の前に立った。

あの決戦で、リュウは限界まで追い込まれた。サガットが勝利を確信したその瞬間、リュウは暗殺拳の必殺——昇龍拳——を放ち、その拳はサガットの胸に深々とめり込み、骨まで達する十字の傷跡を刻んだ。

リュウは勝った。当時最強の拳士を倒し、世界に初めて自分の名を刻んだ。

あの傷跡の伏線

あまり知られていないが、サガットの胸の傷は初代ストリートファイターが残したものだ。この一撃の影響は深い。サガットはリュウを生涯の宿敵と定め、復讐のためにシャドルーに身を投じ、『ストリートファイター2』の四天王の一人となった。

つまり、初代のあの昇龍拳が、シリーズ全体に最初の宿命の糸を張り巡らせたのである。

初代の意義

初代ストリートファイターは今日の目で見れば、画面は粗く、技も限られている。だがその歴史的地位は揺るがない——それは『ストリートファイター』シリーズの起点であり、「現代格闘ゲーム」の起点の一つでもある。リュウの求道、サガットの傷、昇龍拳の伝説、すべてがここから始まった。

1987年、一人の青年が昇龍拳を放った。そしてその一撃は、格闘ゲームの歴史を変えた。