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ガルフォードと服部半蔵:サムライスピリッツの二つの忍者の道

サムライスピリッツ 2026-09-04 約4分

サムライスピリッツは剣士がほとんどだが、人気とストーリーで言えば、二人の忍者は引けを取らない。犬を連れて戦うアメリカ忍者ガルフォードと、一族の責務を背負う伊賀の頭目・服部半蔵。二つの忍者の道は、まったく別の方向を向いている。

ガルフォード:アメリカから日本まで追ってきた一途な忍者

ガルフォードはアメリカ人で、伊賀流の忍術を学び、いつもパピイという犬を連れている。見た目は西洋風だが、戦いは本格的で、犬も噛みついてくる。彼が戦いに来ている理由は実は戦闘ではなく——追いかけているからだ。彼はナコルルに恋をした。

アメリカから江戸まで、さらに魔界まで追いかけた。だがその一途さは、『真サムライスピリッツ』で最も残酷な結末を迎える。彼はナコルルが光となって消えるのを、手を出すこともできずに見ているしかなかった。ガルフォードは格闘ゲームの中でも屈指の「残念な一途男」かもしれない。ただし、その一途さは本物だ。

服部半蔵:息子のためにすべてを捧げた忍びの頭目

服部半蔵は徳川家に仕える伊賀忍者頭目で、サムライスピリッツには珍しい「お役人」の立場だ。彼の悲劇は息子から来る。天草四郎の復活の際、長男の服部真蔵の肉体を奪われ、無事だった少年が魔王の器にされてしまった。

息子を救うため、半蔵は天草を追って一作丸ごと斬り続ける。最後は妻の楓が命を代償に、真蔵の魂を魔界から引き戻した。一家は再会したが、その代わりに一人が永遠に失われた。

二つの道、二つの忍者

ガルフォードは情のため、半蔵は家族のため。一人は私情を最優先にし、一人は責務を背負う。SNKはこの二人を使って、「忍者」というものを二つのまったく違う生き方として描き出した。

古参プレイヤーは侍魂の忍者を語るとき、つい「ガルフォード派」と「半蔵派」に分かれる。強さの話ではなく、二つの生き方、それぞれに心を打つものがあるからだ。