KOF97 終章:オロチの復活
『KOF97』、オロチ編の終章。この年の物語は、スケール、反転、宿命感のいずれにおいても、オロチ編の頂点に達している。
ニューフェイスチーム:明るみに潜む敵
97年大会の出場チームの中に、「ニューフェイスチーム」という一際目立つチームがいた。太陽のような少年クリス、妖艶なシェルミー、豪快な七枷社。大会序盤、彼らはどこにでもいる若手格闘家にしか見えず、どこか愛嬌さえある。
しかし真実は、このチームこそオロチ八傑集の「四天王」の三人。大会に参加した本当の目的は、選手全員の生命エネルギーを吸い取り、オロチ復活の力を蓄えることだった。
反転:最強の味方が敵に変わる
大会が中盤に差し掛かると、オロチの意志が目覚め始める。オロチの血を持つ八神庵とレオナが相次いで暴走する——庵は暴走の中でマチュアとバイスを殺し、レオナも制御不能の瀬戸際に立つ。
この「反転とサスペンス」はまさに教科書級だ。最強の戦士たちは、いつオロチの力で敵に変えられてもおかしくない。そして黒幕は、最も無害に見えるあの少年だった。
オロチ降臨
生命エネルギーが十分に集まると、オロチの復活の儀式が始まる。七枷社とシェルミーがクリスを護衛し、クリスは自らの肉体を宿体とする——オロチの意志はこの「太陽の少年」の肉体を通じて目覚め、白髪赤眼の姿で人間界に降臨し、97年の最終ボスとなる。
決戦:三種の神器チーム vs オロチ
オロチの強さは圧倒的だ。オロチの血を操り、天地を滅ぼす技を放ち、そして何より、それ自体が「地球の意志」であり、永遠に倒せないかのように見える。
しかし草薙京・八神庵・神楽ちづるの「三種の神器チーム」は退かない。ちづるの助力を得て、草薙京は伝説の最終奥義を放ち、オロチとの最後の決着をつけようとする——その奥義こそ、オロチ編の結末を決めるものとなる。
オロチ編の終章は、97年に最高潮を迎える。陰謀、熱血、宿命、犠牲——これこそ、今なお数多のプレイヤーが語り継ぐ『KOF97』である。